名古屋に帰りたい

瑞陵から地方国立医学部医学科に。このブログ主に愚痴と独り言でできています。 CBT OSCE 大学受験 高校受験 アニメ ゲーム 雑談 食事

    前回の記事で色々国試対策について偉そうにこうしゃくたれましたが、勉強してる中で、苦手単元以外は全部動画を満遍なく見る必要はあまりないなと感じてしまいました。

    例えば、個人的には気管支喘息とかはサブプリントを暗記すれば終わりかなと。ただ、循環器の複雑な話などはサブプリントだけ読んでも「?」となるので講義動画を見るようにしています。なので基本的には、サブプリントを暗記していたりQBを解く中でわからないところだけ講義動画みたいな形に落ち着きました。だから、Qアシの講義動画はあんな数分ごとに分けられてるのねと。

    ところで、サブプリント、中々暗記するの大変じゃありません?
    自分は大変です。
    画面に表示するにせよ、採点するときは二画面必要ですし、ページ数も多くいちいちスクロールするのがうっとおしいです。紙に印刷するとかなりの量になりますし...

    こういった悩みを解決するツールがありました。それが、Ankiです。Ankiは問題を解いていくソフトでWindows、Mac、iOS、Androidで同期可能なのですが、QB国試のように何回解いたか、出来はどうだったか、登録ができます。また、QB以上にすごいのが、忘却曲線的に今日解くべき問題を自動抽出して提供してくれる点です。

    でも、いちいちAnkiにサブプリントの問題と答えを入力していると地獄のように時間がかかってしまいます。そこで、便利なツールを見つけました。このツールにサブプリントと演習用の穴抜きサブプリントをアップすると勝手に解析して文章ごとに問題を作ってくれます。ベースはpythonです。これを使えば、全診療科分のサブプリントをQB国試のように解くことが出来るようになります!
    このツールは1980円しますが、goodNoteみたいな必要経費だなと思い自分は使っています。

    以下にリンクを掲載しておきますね。よかったらどうぞ。
    ちょっとわかりにくいかもですが1980円以上の金額を要求されることはありません。



    (ちなみにAnkiはWinodows、Mac、Androidは無料ですがiOSは有料です。自分はWinodwsとAndroidだからラッキー。基本PCでいいと思います。)

    医者になったら買いたいものを列挙して勉強や実習頑張るモチベにする記事を書こうと思ったんです。ちなみに、自分は、日本企業を限りなく応援したいと思っているので、可能な限り日本企業の製品で身の回りを固めたいなあと思っています。そこで何の製品がまだ日本企業のものなのか調べていくと全然残ってないことが分かり結構ビビりました。そういう記事です。

    家電・PC等中心に書いていきます。
    基本自分が知ってることやネットでテキトーにみたことなので、間違いがあるかもしれません。その時は修正しますのでご容赦下さい。

    買収された話
    シャープ→会社まるごと台湾・鴻海科技集団に買収された。
    Pioneer→香港・BPEAの傘下に。
    東芝→PC部門「dynabook」は台湾・鴻海科技集団の子会社シャープに買収
      →家電部門は中国・美的集団(Midia)に買収
           →TV部門「REGZA」は中国・海信集団(Hisense)に買収
    富士通→PC部門「FMV」は中国・聯想集団(lenovo)に買収
    NEC→PC部門「 LAVIE」は中国・聯想集団(lenovo)に買収
    SANYO→家電部門は中国・海爾集団(Haier)が買収、現「AQUA」に。他部門はパナソニックが買収。

    買収されてない話
    パナソニック、三菱は特に大きな買収をされたという話は自分は知らないです。
    日立→家電部門の日本国外販売部門をトルコ・アルチェリクと合弁化
    ソニー→PC部門「VAIO」の経営不振から同部門をソニー本社から切り離すも、VAIO株式会社として独立し長野県に本社を置いて孤軍奮闘中。

    ディスプレイ関係はややこしいことに...
    ジャパンディスプレイ→ソニー・東芝・日立製作所の中小型液晶ディスプレイ事業の赤字がひどいので政府主導で3社の事業を統合させて出来た日の丸連合企業。税金投入もスマホの有機EL化により経営が更に悪化し、これ以上は厳しいということで出資に興味を示してくれていた中国・台湾企業連合「Suwaコンソーシアム(中国・嘉実基金管理、台湾・宸鴻光電科技、台湾・富邦金控)」に買収されることを目指す、といった状態に。尚、アップルにしていた借金を数百億踏み倒したり、幹部が億着服したり、自殺が出たり、不正会計が百億以上見つかったりと散々で買収すらしてもらえなかった。結局、いちごアセットマネジメント株式会社とかいう可愛い名前の会社に1108億円出してもらって、一部事業を中国企業やアップルに売り再建中である。
    JOLED→ソニーとパナソニックが有機ELパネルの自社製造を諦め、韓国・サムスン、韓国・LGからパネルを購入して有機ELテレビを製造する方針となったため、政府系ファンドに売却。ジャパンディスプレイの時のようにJOLEDが設立されるも赤字。

    テレビはたとえ日本企業の製品であっても、ディスプレイそのものの生産は液晶も有機ELもほぼ全部中国・韓国企業です。今後、有機EL、液晶に変わる新素材を用いたディスプレイが出てこない限り、日本国内で製造されたテレビのディスプレイというのは厳しいという現状があります。一応、ソニーが独自開発した次世代ディスプレイ「Crystal LEDディスプレイ」がありますが、1900万円です!買えねえよお”お”お”お”~~!有機ELだって最初に発明したのはソニーだったのに、「改善」の競争で韓国企業に敗北し撤退という結果だったので、先行投資が生きるよう後から抜かれないことを祈ってます。

    改善といえば、Kaizenという英単語を生み出す時代を作ったトヨタ様を筆頭とする自動車業界ですが、こっちはまだほとんど外資になってないので頑張って欲しいです。EU・英国・カナダ・米国のブルー・ステート(民主党が与党の州)を中心に2035年にガソリン車・ハイブリッド車の販売が禁止され、政府が国民の100%がEV(電気自動車)を利用するという数値目標を掲げるというあからさまな日本車潰しを食らっている、1980年代の日本車をスクラップにしていた日米貿易摩擦時代を越えた危機であるこれからの約15年間を、どうかトヨタだけでいいので1社は生き残ってほしいです。ちなみに日本はガソリン車は2035年に禁止して頑張ってるアピールしますが、ハイブリッド車などは禁止にならないっぽいです。マジで良かった。
    トヨタはEV化する気がないと批判する根拠として欧米メディアがよく持ち出すフレーズで「トヨタは販売台数の3割しかEVにする気がない」という言葉がありますが、そりゃあもともと金持ちしか相手にしてないベンツとかは最低300~400万円するEVの割合を過半数に出来るでしょうという話で...。世界中の自動車メーカーがEVしか作らないという状態は、途上国および年収400万円以下の人は、冬は長距離の走行が出来なくなる中国製の格安EVしか乗るなという状態になるわけで...。というか火力発電所の電気を送電網で数%は喪失した状態で充電するとか本当はハイブリッドより環境に悪くてもおかしくないのでは。そもそも、重要なインフラは安全保障の観点から中国企業を締め出すと言っている米・バイデン政権が、庶民の車がみんな中国製になる可能性をはらんでいるEV化に前のめりなのアホだと思うんですがそれは。まあ、米国の場合、次の選挙で共和党が政権を取ればまたあの国は色々全部ひっくり返ってまた揉めるんだろうなあとは思います。大統領選前にトヨタの株買おうかな(死亡フラグ)。ヨーロッパは元々日本車はそんな強くなくてそんな売れてないのになんでせっかく技術力のあるドイツの内燃機関をかなぐり捨てて、中国車や韓国車、米国車にシェアを奪われそうなことするんだろうと思ったけど、海外から輸入する電気自動車は輸送の点からエコじゃないので罰金的なものを加算するらしいので、イデオロギーを全面に押し出した保護貿易のムーブメントなのではないかと思う。ただ、ドイツなんて原発を廃炉にしまくってクリーンって言ってるタイミングでロシアのガス規制で停電の危機になってるのにここで全EV化なんて出来るんかね...。その電力供給の足しに石炭発電し始める有様という。しかも日本のCO2削減石炭火力発電技術の研究を、まだ石炭を使っていると糾弾してきた経緯から石炭火力の技術のアップデートを止めている関係で、遥かに日本よりCO2の排出効率が最悪な石炭火力発電技術(1970年代)を使って電力源にするという...。米国がトランプ政権になってパリ協定離脱・環境補助金一部停止・天然資源まわりの技術投資をやり、1年目はCO2が増えたものの翌年にはオバマ政権時代より米国のCO2が減ったのは似たような理由なのではと勝手に想像したり。ちなみにトヨタが最近出したbz4xとかいうEV、すごぶる評判が悪く心配です。とにかく、全個体電池の夢が絵に描いた餅にならないことを祈ってます。

    まとめるとですね、僕は将来的に家電はパナソニック、日立、三菱などを中心に、PC・スマホ・音響はソニーで揃えたいと思ってます。テレビはまあ、ソニーでそろえようかな。車はトヨタがいいですね、名古屋人なので。車はホンダのエンジンが好きだったんですがトヨタと違って完全EV化しちゃうの残念です。

    twitterで、これから国家試験対策始めるならプランを教えて欲しいと言われたんですが、twitterは文字数制限があるのでこっちに書こうかなと。遡るのも簡単だし。
    自分はまだQ-Asisstの動画をまともに見終わっていない人間なので、もう一通り講義動画終わってる優秀な人は読む意味ないのでスルー推奨。

    とりあえず、学習計画を立てる鉄則は、まあみんな受験乗り越えてるし同じだと思うけど、現状把握と、仕上げるコンテンツ、タイムリミットの把握よね。



    【現状】
    ・Q-Assist動画
    見終わったものは眼科のみ。他科はどの科も最初の20分ぐらい見て止まってる。いかんなあ~~。
    回数別は115回の解説を進級試験前にちょろっと見たけど(消化管・肝胆膵のみ)、翌週に解いてみたら3割しか取れなかったので意味なしと判断。見ない!

    ・QB国試
    5→6年の進級試験対策に114回、115回、116回を丸暗記したのみ。理解は出来んてないです。あとはほぼやれてない。あかん。
    科目別は眼科だけ半分ぐらい解いてあるけど、講義動画見た直後に解いてたせいでほぼ正解になってて、今解くと半分も取れない。意味ねえじゃん!



    【タイムリミット】
    Eyumeによれば医師国家試験は2024年2月3日・4日
    ただし、自分の場合、初期研修希望病院が学力筆記試験(国試相当含む・公衆衛生は出ないらしい)を課しており、コレが8月にある。なので、ある程度全体的に8月までに完成をする計画になる。そこから先の計画は、8月のその試験が終わったら立てようと思う(大雑把なプランは立てるが)。
    大学で無料で受けれる模試はおそらく、post-cc OSCE前の6月、卒試後、1月上旬。



    【仕上げるコンテンツ】
    ~8月 メジャー科優先。
    ・Q-Assist動画
    優先順位:内科外科>産婦・小児・乳腺≧救急・麻酔・老年・総論等>マイナー科
    問題解説を全部見ないで飛ばすことにより時間短縮を図り終わらせる。

    ・QB1周目問題(優先順位はQ-A動画に準じる)
    必修問題は1周目問題を、6月の模試前に一気に解いておく。それ以上は夏までは手を出さない。

    ・国家試験117回、116回、115回:絶対完成させておく。
    →7・8月の試験前に一気に仕上げる。マッチング試験頻出。一応ココは公衆衛生もやっとく

    ~本番
    ・Q-Assist動画は回数別解説以外、一通りやりたい。冬季講座も評判が良さそうなので取りたい。
    ・QB国試演習:全部。間に合いそうに無かったら、1周目の精度を高めるのを優先させる。
    ・QuickCheck:余力があれば。
    ・過去問5年分は直前期に再度完璧に。



    ◆勉強法について

    最初のなんとなくの把握なしで突然問題演習をしても、今回の進級試験のように、「解答の選択肢を丸暗記」という、国家試験対策としては役に立たないゴミ時間になってしまう。
    つまり、講義動画である程度の内容の把握と、講義プリントの暗記というインプットの工程を踏む必要がある。

    ここで、高校生のときに東進みたいな講義動画形式の予備校でダラダラ話を聞いていたら浪人し、講義を解説するだけの河合塾も浪人時代3日で辞め、ひたすら演習、わからない所だけインプットに戻る、というのを繰り返した結果、一番成績が伸び医学部に受かったという経験から、自分は講義動画を用いた勉強法には、自分なりの考えがある。それを大いに反映したやり方なので普通のやり方じゃないと思う。

    共感出来なければスルーしてください。ベストな勉強法は人それぞれです。




    ◆Q-Assist動画活用方法の方針
    【扱いが困る国試動画の模範解答の解説】
    自分は昔から、あらゆる試験問題は、講義の内容がキチンと理解出来ていれば解説を読めば分かると思っている。
    「知ってるかだけの知識問題を除いた場合で、解説を読んでも分からない時」
    =「その分野を自分の中で自分なりに説明する立脚点がない状態」


    そんな状態で講義動画の問題例の解説を聞くと、なんとなく分かった気になるが、翌週解いても分からないという現象に陥る。これは、「その分野を説明する立脚点を持った人間の語り」は聞いていてとても腑に落ちるものの、立脚点自体の説明ではないので、根本が出来ていない人間の脳みそには残らないためだと自分は考えている。

    そういったその科の全体像・骨組み・立脚点があれば、問題を解いていく中でその骨組みに肉付けをしていけば良くなる。その立脚点を身につけるには、医学書を読んだりユニット講義をきちんと聞いていればいいが、僕には分厚い医学書を読む時間はもう残っていないし、そもそも書籍を読んでいると寝てしまうし、大学のユニット講義もお恥ずかしながらほとんど寝ていて脳に3%ぐらいしか残っていない。なので、この立脚点を身につけるためにQ-Assist動画を見ようと思う。

    具体的には、
    ①「問題解説部分だけ全部飛ばしてとりあえず一通り見る」
    ②「講義資料を全部頭に入れる。サブプリントと疾患解説を見比べながら暗記。」

    →ここは丸暗記。ただし、理解を含めた丸暗記。定期試験前の意味のない丸暗記ではなく、大学受験前の数学の問題の導き方を覚えてしまうような暗記。
    ③「該当範囲を徹底的にQBやQuickCheckを解き、間違えたならなぜその解答にたどり着けなかったか解説の理解を試み、理解不能なら根本である講義プリントに戻る」

    講義動画の問題解説を見ていると、「あ、これ言ってたな」と問題の丸暗記で③のトレーニングにならない上に長期記憶にはならないと自分は思っているので、根本部分だけ見て、ただ解く、という単純作業しようと思う。

    何よりこの勉強法のメリットは動画視聴時間の節約による暗記時間・問題演習時間の確保にある。medu4・Q-Assistどちらを取ったとしても講義動画は合計約320時間もある。このうち半分近くは問題解説であり(medu4はどうなのかあまり知らんが)、これをまるごとすっとばすことで、+約160時間もの暗記時間・演習時間を確保できる。




    今思い返せば、ユニット試験では、試験対策資料を事前に作成し、前日に一気に徹夜でそれを解いて受けることで臨床系は再試なしで済んだのも、資料作りがなんとなく立脚点みたいなものをつかむ機会になっていた気がする。だといいな(願望)。その欠片のようなものは自分の中に残っていて、それだけが自分が今知っている全てになっているので、今度は最初から売られているまとまった資料を根本にすることで時間を節約してやろうという試みなんだろうと自分なりには解釈している。

    ちなみに、なぜこんなに自分の勉強方法について正当性を語るかというと、大学受験の頃、成績が低迷していた時期に、自分の勉強法は間違っているのではないか、参考書の選択は正しかったのだろうか、と何度も不安になった経験からである。「俺は正しい。うじうじ悩んでいる時間こそ無駄である。ただ前進あるのみ」という発想に至らないと不安から勉強に手がつかなくなる豆腐メンタルであるからこそ、長々と理論武装し、自己防衛しているだけなので、スルーしてもらって構わない。この方法こそ正しいと思って書いているのではなく、自分にそう言い聞かせている工程の一貫に過ぎない点をご留意頂きたい。国試浪人してしまったら、また方針転換するだろうし人間が信じる正しさなどコロコロ変わる。これは今現状の自分が浅い人生経験から信仰しているやり方に過ぎない。




    ◆QB国試演習の方針
    ・1周目問題の完成を最優先。

    複数の医師国家試験合格者の体験記から、1周目問題だけで合格できたとの報告があるので、兎に角、そこの完成を最優先する。8月の試験をそれで挑み、尚時間が9月以降確保できる進捗であれば、1周目問題以外も手を出す。

    参考にした記事は以下の2つ。1つ目の記事の先輩も、Q-Assist動画は問題解説は飛ばしたけど国試には合格なされたそうです。正直滅茶苦茶参考になるので、僕の適当な想像の記事なんて全部読み飛ばして、こっちの先輩方の記事読んだほうがいいかもしれません。






    基本的にQBは(というかQ-Assist含めメディックメディア社は)、網羅性を重視する傾向にあると思う。そのため、QBの1周目でない問題には、網羅性確保のための古い問題が混ざっており、こういう内容はmedu4なんかだと排除してやっているという記事を読んだことがある(実際どうなのかは保証しない)。

    ただ出題される傾向にある疾患に絞って最短効率であるもの=1周目問題
    学問的に一通りの疾患を網羅するもの=全問題
    と考え、1周目問題の完成を最優先し、時間があれば他の問題もやるという戦略を取る。




    ◆8月以降に余力がある場合の勉強
    QuickCheckなるものがあるらしく、以下の記事を読む限りは価値はありそうだ。ただし、そんな余裕があるか分からないので現状では保留とする。




    ◆タイムテーブル(~夏)
    内科外科:10分野
    A 消化管、B 肝胆膵、C 循環器、D 内分泌・代謝、E 腎臓、F 免疫・膠原病、G 血液、H 感染症、I 呼吸器、J 神経

    小児・産婦・乳腺:4分野

    Q 小児科→問題数的に実質2分野分の分量、P 婦人科、Q産科

    救急・中毒・麻酔・輸液・老年:問題数的には1.5~2分野程度
    K 中毒、L 救急、M麻酔科、N医学総論
    むしろ上記の臨床問題や一般問題より、必修問題で問われる領域なのだろう。

    マイナー科:7分野 ただし過去問数的には小児産婦乳腺の合計と大差なし 4分野ぐらいの問題数
    R 眼科、S 耳鼻咽喉科、T 整形外科、U 精神科、V 皮膚科、W 泌尿器科、X 放射線科

    残るは必修問題と公衆衛生

    ◆8月まで29週ある。
    病院見学等に合計1週
    OSCE対策等に合計1週
    マッチング試験対策および予備日に合計1週
    →活用可能は26週と考える


    10+4+2+4=20分野 および必修、公衆衛生、115~117回仕上げの3つ。
    各分野おおよそ1週間として、予備日は3週間=21day
    →各内科外科・産婦小児は、各分野8日以内にやれるところまでやる。マイナー診療科は1分野4~5日しかない。マイナー科は、5時間程度の講義時間を問題解説を飛ばした上で1.25~1.5倍速で見ることで2時間だけで済ませ、QBの問題数は1周目問題はそれぞれ80問あるかないかなので、4~5日である程度形になるはず。というかするしかない。精神科だけ講義時間長いけど、個人的に好きな分野なので平気。
    兎に角、上記の内容・日程以上のことはやらず、深掘りせず、次の分野に行き、とにかく夏までに手をつけていない診療科を作らない。そうやってクリクラ・マッチング試験と両立していく。


    メディックメディア社のホームページに、QBおよびQ-Assistを6年生から本格的に使い始める人向けの日程表があった。掲載しておく。
    shikkari_6
    自分は、マッチング試験の面接対策や小論文対策もせねばならないことを考えると上記の日程表通りに行くとは思えないので、夏まではとにかくQBは1周目問題に集中する作戦とした。夏以降は、まだ一切見ていないであろう必修対策の講義、英語対策の講義もやっていく。公衆衛生は勉強方法に悩んでいるのでアドバイス頂きたい。アレは解きまくれば成績が上がるのだろうか?とりあえず6月の第一回模試前に喫緊3年分or1周目問題だけ解いて挑んでどうなるか実験してみてまた考える。



    暗記方法については、Ankiを使う派、眺める派、ひたすら書く派、音読派など、それぞれ自分にあった方法があると思う。どれが一番効率が良いか、勉強していく中でつかんでいきたい。


    偉そうなことを色々と書いたが、これまで何度も勉強するする詐欺を繰り返してきたので、流石に危機感持って行動できるよう努力していきたい。

    (本記事は、Xperia Zシリーズ、XperiaXZシリーズ等を使用中の方向けです。基本的な内容かもなので、Xperiaの仕様に詳しい方はスルー推奨です。)


    自分はスマホはXperiaをずっと使ってきたのですが、最近のXperiaは種類が多く、どれを選べば良いかわかりにくいと思います。

    それには背景がありまして....

    昔は各通信キャリアがスマホ本体代金を無制限に割引ができたのですが、総務省が法的な規制を強化しまして、本体代金の大幅な割引ができなくなりました。その結果、高性能なスマホの販売価格が上昇し、多くの人が購入を躊躇うように。

    当然、このままではスマホの売上が落ちるので、各メーカーが価格を落とすためにあえて性能を低下させたスマホも多く販売するようになり、結果としてAndroidスマホの種類が増加しています。

    なので、今までのスマホと同じような値段のスマホを購入しても、割引幅が減っている関係で、新しいのにむしろ性能が低下する場合も。今からスマホを新しく買い替える場合、情報収集をするべきです。


    ●今のXperia
    Xperia Proシリーズ
    Xperia 1シリーズ
    Xperia 5 シリーズ
    Xperia 10シリーズ
     (Xperia 8も10シリーズに統合された)
    Xperia Aceシリーズ

    の5つに大別されます。命名法則としては、1シリーズの第3世代なら1Ⅲ(ワン・マークスリー)、10シリーズの第5世代なら10Ⅴ(テン・マークファイブ)といった感じです。



    Xperia Proシリーズ
    いわゆるカメラにスマホ機能を合体させたような、超高性能カメラ搭載スマホ。値段も高級カメラ並です。iPhone Proと異なり、Xperiaの最上位モデルは1シリーズであり、Xperia Proはカメラ特化モデルですので誤解の無きよう。そのため他モデルよりゲーム中に発熱による動作の鈍化が起きやすいです。写真が趣味の人以外はあえて選ぶ理由がないかも。
    Xperia PRO-I|価格比較・SIMフリー・最新情報 - 価格.com
    https://kakaku.com/keitai/smartphone/model/M0000000921/

    Xperia 1シリーズ

    Xperiaの最上位モデルであり、旧XZ premiumの実質的な後継機種と考えても良いかも。一番高性能で、大型ディスプレイを搭載。一方で電池持ちは他のXperiaよりは悪いです。機能が全部載せしてありますが、20万円弱するので、いわゆるスマホオタク向け。スペック重視の結果、モデルによっては熱暴走がひどい。1Ⅳは発熱問題は不評です。ですが、ロマンが詰まってます。1Ⅴでは発熱対策が刷新され、発熱による使用感の悪化が大幅に改善されました。電池持ちも数値上、1Ⅴで大幅に改善しています。多少価格差があっても1Ⅳではなく1Ⅴを買うべきでしょう。
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    https://xperia.sony.jp/xperia/xperia1m4/

    Xperia 5シリーズ
    いわゆるXZシリーズなど、昔のXperiaの通常モデルを使っている人にオススメな通常サイズの高性能モデル。1シリーズと比較してディスプレイが小さいですが電池持ちは1シリーズよりかなり良いです。また、Socが1シリーズと多くの場合同じものを搭載しているので、ゲーム性能も1シリーズと同水準。また、高価格ですが1シリーズよりは安く、10万強で購入できます。発熱も1シリーズよりは比較的抑えられています。
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    https://xperia.sony.jp/xperia/xperia5m4/


    Xperia 10シリーズ
    前述した性能を犠牲にして価格を落としたモデル。大きさ、形、見た目はXperia 5シリーズそっくりです。ただし、いくつかの性能が抑制されています。でも、お陰で、割引をうまく使えば、新品で3~4万円で購入することが出来ます。また、性能が低めということは、消費電力が少なめということでもあるので、電池持ちが歴代Xperiaの中でダントツで良好です。
    colorvariation
    https://xperia.sony.jp/xperia/xperia10m4/design.html

    抑えられた性能については、ポイントごとに以下に紹介します。

    (1)ゲーム性能 ※SoC (CPU)
    Socが性能のやや弱めのものを搭載しているので、ゲーム性能が理論上は、Xperia XZ1<Xperia 10Ⅳ<Xperia XZ2、となります。ただし、10シリーズはそれぞれの発売時点で最新のAndroidバージョンであり、10Ⅲ以降はストレージが128GB、メモリが6GBあるためCPU以外の面ではゲーム性能にはプラスです。自分は手持ちにXZ2と10Ⅲがありますが、なんだかんだ10Ⅲの方がウマ娘やFGOの動作は安定していると感じます。安い値段で、最新のOSで、128GBで今使ってる古いスマホを新品で買った時と同じぐらい動けば良い、という人をターゲットにしているということでしょう。

    10Ⅴでは10Ⅳと全く同じSoCを搭載するという暴挙にソニーが出たのでゲーム面での進化はありませんが、後述するスピーカーが上位モデル準拠の仕様となりました。(また、SoCだけ据え置きで他を更新するということは、更なる電池持ちの改善を意味しますので、10Ⅴは究極の「電池持ちスマホ」と考えることも出来るでしょう。)

    ※GoogleのPixelのミドルレンジモデルである6aや7a、iPhoneのSEシリーズの場合はこのゲーム性能を高いモデルのスマホとほぼ同等に保っているので、比較的安く重いゲームが動かせますが、電力消費量の大きい高性能CPUを搭載した上でその他のスペックを抑制した結果電池持ちが悪化しています。ゲーム目的がメインの学生はPixelのなんとかaシリーズやiPhone SEなんとかの方が良いと思いますが、仕事中に電池が切れると困る、ずっとゲームをやっている日があるほど時間があるわけでもない社会人はXperia 10シリーズの方が使用感にマッチするのではないかなと思います。


    (2)カメラ性能の抑制
    価格を抑制するために、カメラ性能は低めです。特に不評なのが、起動時間やシャッターボタンを押してから写真が撮影できるまでの時間が長い点です(10Ⅳ以降では少しずつ改善されています)。また、後述しますが、AI補正をあまりしないので写真が色鮮やかさに欠けます。逆に、デジカメで撮ったような自然な写真とも言えるでしょう。


    (3)モノラルスピーカー(~10Ⅳ)
    スピーカーが下にしかついておらず、横持ちでゲームをしたり動画を見ても片方からしか音が出ません。慣れるまでは違和感がすごいです。左右から音が出ないと困る人は大人しく5シリーズを購入しましょう。※Xperia 10Vではステレオスピーカーに刷新され、上下にスピーカーがついていますので、そこそこの値段のするスマホの様に、横向きにしてゲームをしても違和感はありません。


    (4)音質関連設定の一部削除
    一応DESSは搭載しており、イコライザーもありますが、ダイナミックノーマライザー等のその他のウォークマンや高級モデルXperiaに搭載されてきた機能は無くなっています。それでも他社のスマホよりイヤホンでの音質は良好ですが、モノラルスピーカーにした時点で音のこだわりがある人は5シリーズにいくだろうという想定なんだと思います。ですが、今後アップデートで追加要素がある場合もあり、販売店で実機の設定を確認されることをオススメします。


    Xperia Aceシリーズ
    これは、ゲームをしない人向けの小型低価格モデルです。
    大きさは丁度iPhone SEシリーズと同じです。
    10シリーズより更に色々な機能を削り、スペックを抑え、価格も抑えています。
    割引を使えば新品を1万円前後で購入可能です。
    このスマホをiPhoneと比較してネットで批判してる記事や動画を多々見かけますが、いくら同サイズとはいえ最低6万円するSE3と、基本3万、割引1万で買えるスマホを比較する方が悪いです。この価格帯の中国製スマホやAQUOSやarrowsと比較すると中々優秀ですよ。
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    https://xperia.sony.jp/xperia/acem3/

    では、抑制ポイントを列挙していきます。


    (1)ゲーム性能

    SoCは10シリーズより更に低性能のものを使用しているのでゲーム性能は低めです。等にAce Ⅱはゲームは諦めたほうが良いでしょう。一方で、最新のAce Ⅲは搭載SoCの性能が向上したため、ウマ娘やデレステぐらいなら出来ると思います。原神はそれでも厳しいでしょう。ストレージは64GBであることからも、あまりゲームを想定していなさそう。一方で未発売のAceⅣは128GB搭載の噂がされており、今後の新情報に期待です。

    (2)カメラ機能の抑制
    AceⅢはカメラが1眼なので、遠くのズームなどは古いスマホと同水準です。一方で、シャッター速度やカメラアプリ起動速度は非常に早く、複数のレンズの存在に拘りが無ければ10シリーズより使い勝手は良いかも。

    (3)モノラルスピーカー
    スピーカーが下にしかついておらず、横持ちでゲームをしたり動画を見ても片方からしか音が出ません。

    (4)音質関連設定の削除
    10シリーズ以上に他Xperiaと比較して音質関連設定が貧弱です。ですが、10Ⅲが後からイコライザがアップデートで追加された経緯も考えると販売店で音楽アプリから設定を自分で開いて確認した方が良いかも。





    この他に、今のXperiaと昔のXperiaの違いをまとめます。


    今までのXperiaと比較して大幅に変更された点

    アルバムアプリ廃止

    :全モデルで無くなりました。以下のアイコンのアプリです。似ているアプリに、「ギャラリー」というgoogleのアプリがありオススメです。最初からは入ってないのでgoogle playストアから検索しましょう。


    POBOX廃止
    :XZ時代のXperiaのキーボードはこれだったのですが無くなりました。代わりにgoogle純正のキーボード、Gboardを使うことになりますが特に困ることはありません。どうしても古いXperiaと同じ感じがよいなら、Wnn Keyboard Labというアプリが似ているらしいので試してみると良いかもしれません。


    ディスプレイの色彩
    :昔はアジア系企業特有の青みがかかった色彩だったのですが、今のXperiaは欧米の基準に合わせたiPhoneのような少し黄味がかかった感じの色になってます。この変化はソニーに限らず国際的な傾向のようです。青っぽい画面が好きなら設定からいじれば良いと思います。


    音質設定
    :1シリーズ、5シリーズ、Proシリーズに、Dolby Sound、360 Reality Audio、優先エフェクト等の機能が追加されてます。360 Reality Audioは10Ⅳにも追加されていたはず。かなり色々いじれて楽しいです。ぜひ実機を触ってみて下さい。

    詳細は以下のリンクから。



    カメラの傾向
    最近のXperiaのカメラで撮影した写真や動画は、昔のXperiaと比較して、より現実の描写を忠実に再現することに重きを置いています(全シリーズで当てはまります)。10シリーズ・Aceシリーズはこれに加え、高画質化機能が省かれているのでより顕著に鮮やかな色の写真が撮れません。
    利点としては、カメラを作っているメーカーらしい、デジカメで撮影したような現実を忠実に再現した、写真や動画が撮影できる点にあります。主に家族写真や仕事でのメモなどを撮りたい社会人にはメリットだと思います。一方で、インスタ映えする写真を取りたい人には合わないです。SoCの項目でも触れましたが、最近のXperiaは学生というより社会人を顧客層としてフォーカスしている印象を受けます。価格が高いので、購買力がある層を狙うのは経営戦略上正しいと思いますが。


    第2のカメラアプリ(Photography Pro、Cinematography Pro)
    :1シリーズ、5シリーズ、Proシリーズに追加された、もう一つのカメラアプリです。αシリーズの様な高級カメラみたいに、細かく設定を指定して写真を撮ることが出来ます。
    Xperia1Ⅳ、Xperia5Ⅳまではこのアプリは横向きでしか使えませんでしたが、Xperia1Ⅴ以降は標準のカメラアプリの様に縦向きでの撮影に対応となりました。この点からもこのアプリが搭載されているハイエンドモデルを購入する場合、第5世代以降がおすすめです。

    img_03_pc

    https://xperia.sony.jp/myxperia/app/photography-pro/


    詳細なアプリの使い方は以下リンク参照。




    サイドセンスバー
    :Proシリーズ、1シリーズ、5シリーズ、10シリーズに追加された機能です。画面の端っこに細い縦線のようなものがあり、これをダブルタップするとよく使うアプリを呼び出したり画面を簡単に二分割出来たりします。今のXperiaは縦長なので二分割はかなり便利です。Youtube Premiumに登録せずともYoutubeを聞きながら簡単にネットサーフィンが出来ます。うっとおしい人は機能をOFFに出来ます。

    https://www.au.com/online-manual/sov42/sov42_01/img/G_sidesens-02.png


    <まとめ>
    スマホで妥協したくないなら1シリーズ、カメラで究極の性能を追い求めたいならProシリーズ、経済的に比較的余裕があるけど1やProは高すぎると感じる人や大きいスマホが苦手な人はXperia 5シリーズがオススメです。
    FPSや原神をやらない・カメラ性能はそこそこでもいいのであれば、10シリーズはアリだと思います。ゲームをしないならAceシリーズでも問題ないと思います。
    金がないけど重いゲームが動くものが良いなら、型落ちの5シリーズを買うのが一番コスパが良いと思います。ソニーストアから購入すれば、ストレージが2倍になった型落ちモデルが比較的安く販売されているのでオススメですよ。(というか、1、Pro、5シリーズの購入を検討中の方はドコモなどのキャリアから購入するよりソニー公式からネットで買った方が性能的には良いものが買えます。)


    <補足>

    Xperiaが他社にない強みとして、以下の二点をまだ保っている点にあります。

    ・イヤホンジャック搭載

    microSDカードスロット搭載

    最近は上位モデルや効果な無線イヤホンを購入させるためにこれらを廃止するメーカーが多いですが、Xperia2023年現在まだこれらの機能を維持してくれています。手持ちの有線イヤホンや、microSDによる容量拡張などがしたい人にはとても大きなメリットなのではないでしょうか。

    2023.06.23 改訂

    どうも、お久しぶりです。
    中々忙しくブログ放置しておりました。コロナで就活どうしよう、病院見学どうしようとグダグダ悩んだり、急に病棟に入れなくなって生活リズムを崩したりして最近中々勉強に集中出来ていませんでした。ですが、ブログに高校の後輩からコメントを頂いたことに今日気づき、勇気づけられたとともに、大学受験の時に頑張った自分を裏切れないなともう一度やる気を出すことができました。

    では、本題に入ります。久しぶりに長らく放置していた医学部受験の体験記の続きを書こうかなと。各記事の中で、化学の記事が一番アクセスされていて評判が良いみたいなので。
    もう僕の受験から何年も経ってるので受験のあり方が変わってるかどうか怖いのですが、しばらくの間、塾で高校三年生も含めた受験の指導をバイトでしていたので、情報のアップデートは多少出来てると思います。

    本記事は、自分の受験における化学の勉強法についてまとめたものです。基本的に、①と②の記事がありますのでそれを読み終わった前提で書かせて頂きます。


    ②で語った標準的な学習の上のレベルとして入試問題演習があります。
    これは、入試問題がそのまま載っている問題集を演習することにより本番慣れすることが目的です。
    セミナーやリードαだけやった状態で赤本(入試問題の過去問)をやってみて下さい。とてもとっつきにくいと思います。実際の入試問題は問題文が必要以上に長かったり、回りくどく感じると思います。

    その理由は、セミナーやリードαなどの問題集は、入試問題をそのまま載せているのではなく、分かりやすいように問題文を改変しているからです。初めて教科書的な概念を理解したら、それを定着しやすいように分かりやすい問題を解いて力をつけるというのは最初のステップとしては合理的です。
    ですが、入試直前期にやることではありません。(もちろん直前期でも有機無機の知識の再確認にはもってこいですが。)入試問題は、全然、高校教育に関してド素人な大学の先生が作る訳ですから。特に医学部入試なんて医者が作ってるのであって教師が作ってる訳じゃないです。ですから、作問者の化学力は非常に高くても日本語力はアレだったりすることはあるのです。そういったアレな文章に馴れておかないと、必要以上に問題を解くのに時間がかかってしまいます。定期テストや塾の模試が完璧な結果でも入試に落ちてしまう人がたまにいるのは、この入試問題特有の形式が原因なのではないかと思います。

    そうした、実践的な、そのままの入試問題が掲載された参考書をご紹介します。

    化学重要問題集


    ぶっちゃけコレ一択なのでは?と思います。
    この問題集こそ、入試問題がそのまま載っております。
    優先順位の高い問題には、マークがついており、それだけ解くというのもアリです。
    解いてみると、実際の入試問題が何を聞いてるのかわかりにくく、でも解答解説を読んでみたり先生に聞いてみたりすると、案外、なーんだってなることが多々あると思います。それでも分からないときは、該当単元のセミナーやリードαなどの標準レベルの問題集を振り返ったり、鎌田を読み返して理解を再確認しましょう。
    網羅性についてですが、有機・無機の細かい名称や知識は、さすがに自作問題ゼロである以上、多少漏れはあるので、そこはうまく復習しながらやっていきましょう。ですが、実践的に読みにくい問題を解く力は間違いなく身に付きます。一度できなかった問題でも何度もトライして「慣れ」を身に着ける問題集だと思います。

    <必要性について>
    中には重要問題集不要という先生もいると思います。主張は分かります、セミナーやリードαレベルが完璧じゃないならお話になりませんからそっちを先に仕上げるべきです。また、名大工学部など、旧帝大を普通に受ける場合、もうそこの大学の赤本をガンガン解いて慣れた方が早いです。ですが、医学部医学科の場合、センター試験(今は共通テストか...)の結果で大きく志望校が急変します。訳の分からないクソ田舎国立医学部を受ける可能性もある訳です。また、滑り止めも一般家庭でなんとか受けれるのは、産業医大ぐらいしかなく普通に難しいです。なので、どこを受けてもある程度対応できる能力が身につく重要問題集は使えると思います。あと、入試問題作成担当者が退官などで入れ変わって傾向が変わったときなどの実践力にもなると思います。また、中高一貫の連中は、化学の内容は有機まで全部高校2年で終わってるので時間があり、重要問題集を仕上げて来ます。重要問題集を解いていれば解けた問題が出たら、彼らに負けてしまいます。
    ※ですが、あくまで一番大切なのは、赤本と鎌田レベルの理解の2つです。赤本を疎かにするのはやめましょう。自分に余裕がなければ、理論化学範囲の必須問題だけやるなど、いろいろやり方はあると思います。


    <浪人生だけど重要問題集とっくに終わってて暇!同じぐらいのレベルの問題集ないの?>
    数研出版の化学入試問題集があります。重要問題集から簡単な問題を除いた感じですが、難易度は大差ないです。ただ、解説が重要問題集より雑です。現役生はまずやらなくていいです。

    また、最近新しく鎌田のDoシリーズに、化学問題演習とかいう本が登場したみたいですね。内容を見る限り重要問題集レベルではあるのですが、前述の汚さや、セミナーの網羅性はなく、理論力を身につける本なので、受ける大学の二次が論理力を問うところならやる価値は十分あると思います。

    <もっと難しい問題集>
    化学の新演習
    難しいし多いです。T高校の高校編入を特待生で合格したのに蹴って県立A高校に高熱のインフルエンザで受けて楽勝で合格した天才が、同じ塾にいたんですが(僕は勝手にライバル視して全然勝てず僻んでいたんですが)、彼はこれを解いて現役でスルスル~っと東京大学に行きました。重要問題集レベルの問題も網羅してるので、これやるなら重要問題集は不要だと思います。ただ、重要問題集より100問近く多いのでペース配分には注意しましょう。また、この本は問題文を読みやすいように改題してることが多々あるので、そこはどうかなあと個人的には思います。

    化学標準問題精講
    こいつは難しいけど問題数は少ないです。ちょうど、重要問題集+化学標準問題精講=化学の新演習といった感じです。重要問題集を終わったけど、化学の新演習を仕上げてる連中に対抗したいと思ったなら使えます。この本の大きなメリットは解説が丁寧なことです。

    <まとめ>
    色々紹介しましたが、とにかく大切なのは、どの本をやったかではなく、その本を何周したかです。
    ①、②、③とステップを踏んで、最後は赤本を仕上げ、頑張りましょう。化学は、努力したものが勝利します!


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